2020年9月11日・鉄道博物館訪問録-本館・北館エリア編

 みなさんこんにちは。すっかり冷え込んできましたね。9月ももうすぐおしまい。すっかり冷え込んできました。そろそろ夏物をしまって秋・冬の支度をする時期です。

 さて、今回は前回に引き続き鉄道博物館に行った時の記録です。今回は、リニューアル前から設置されている本館と北館について見ていきます。

列車ひしめく本館

 目的であった南館(新館)を見た後、鉄道博物館のメインホールである車両ゾーンを見学しました。

 そうは言っても1階の車両展示ゾーンに大きな変化はなく、案内板などがいくらか新しい仕様に更新されているのみ。私個人としては、懐かしい光景がずっと広がっており、小学生の時の思い出に浸りながらの見学になりました。

 そうは言ってもコロナによる対策はまだまだ続けられており、一部車両の内部は解放されたものの、出来る限り車内の設備には触れないようにとの指示が。古い車両の座席に座ってみたかったですけど、こればっかりはどうしようもないのですかね。

 そして、鉄道博物館に来たら絶対に目にしておきたいのがこの「1号蒸気機関車」。日本の鉄路を始めて走行した車両であり、歴史的に非常に高い価値を持っています。こうした貴重な車両が変わらず私たちを出迎えてくれるのは嬉しいばかりです。

 奥に進むと見えてくるのはてっぱくのシンボル・C57 135号機。細く美しい車体が特徴で「貴婦人」とも称されています。

 この写真を見れば分かるのですが、全体的に人がいなくて写真が非常に撮りやすかったです。コロナで色々なものが制限されていますが、怪我の功名と言うのでしょうか、のんびり見学できるのもまた格別なものがありました。てっぱくの運営者にとっては溜まったものではないと思いますが…。

 後々動画の素材にするために新幹線エリアの見学。こちらは交通博物館のモニュメントとして入り口に展示されていた0系のカットモデル。ぎりぎり交通博物館の記憶が残っている人間なので、毎回この0系とD51のカットモデルを見ると懐かしい気分になります。

 また、別館に一人保存されているのが0系の第2編成の先頭車。こちらはまるまる1両展示されており、登場当時の新幹線駅の様子が再現されていました。

 2階に上がってみましょう。歴史的車両のライトに照らされているC57の姿がまた凛々しいです。

 2階にのプロムナードにあった歴史展示室は主に、新館の3階にその役割を譲ったのか、こちらでは主に模型の展示がメインに。貴重な車両の模型もあり、楽しいものです。

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謎の水玉103系がある北館・屋外施設

 2018年にリニューアルされた鉄道博物館。南館の新設に合わせて大きな変化があったのが北館と屋外展示施設です。これもまた非常に面白い変化があったというので足を運んでみました。

 それで、一時期話題になっていたのがこの水玉模様の103系カットモデル。ネットでは「何故⁉︎」とこのラッピングの是非を問う声もありました。キッズコーナーに置かれていることを残念がる声もチラホラ。

 ですが、格別遊ばれているわけでもなく、ラッピングがポップになっただけで中身も綺麗で大切にされているようでした。これはこれでいいと思います。

 ちなみに、水玉模様の色はこれまで103系が運用されてきた路線のカラーだとのことで、このラッピングはむしろ子供達を沼に落とすためのものではないかという説も…。そうなると策士ですね。

 北館にも子供たちが遊べるスペースがありました。プラレールE6系の巨大モデルですね。ただ、こちらもコロナで閉鎖中。

 その他北館はラーニング関係の展示が多数。とは言ってもリニューアルで大分新館に間引かれてしまったのか、どことなく薄さを感じてしまいました。

 屋外に出てみましょう。こちらはミニ運転列車と呼ばれるアミューズメントエリアです。ミニ電車の運転が出来ます。

 ですが、ここもコロナでお休み。特に今回は乗ろうとは思いませんでしたが、全体的に人も少ないことですし、消毒さえ徹底すれば、営業してもさほど問題は無いと思うのですが…。車内への入場制限といい、全体的に少しやりすぎではないかと思いました。

 ちなみに、ミニ運転列車の車両は何度か入れ替えがなされており、引退した車両はこうして遊具に。うーん…、いいですけどこちらが触りたい放題なのに、ミニ運転列車が動かせないのはいかがなものか…

 また、驚いたのがキハ11と共にDD13が屋外展示になっていたこと。リニューアル時に屋内から屋外での展示に変更されたそうです。私の頭の中にはキハ11がただ一人佇むイメージごあったので、あっけに取られてしまいました。青空の下にたたずむDD13もかっこいいですね。

 なお、この日は博物館横の試験線では成田エクスプレス向けのE259系の他、外房・内房線向けの209系2000番台の試運転が行われていました。

 特に209系2000番台の大宮での走行風景というのは滅多に見かけることの出来ないレアな光景ではないでしょうか?2000番台は元は京浜東北線の0番台でもあるため、この2000番台にとっては大宮は懐かしい光景だったはずです。無事に検査を終えて元気に活躍してくれているといいですね。

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 以上、鉄道博物館探訪録・本館北館編でした!

 全体的な感想として、ずいぶんボリュームアップしたなと。開館から1時間後の11時から館内を回っていましたが、閉館直前になっても全然回りきれないほど。やはり南館が出来て見所が増えたのが目につきます。以前は結構簡単に巡れただけに、とても不思議に感じました。それほど成長した施設だということですね。

 感染症で何かと制限されることの多い見学でしたが、それでも十分楽しむことが出来ました。今度はコロナが収まってからのんびりと散策してみたいですね。

 それでは今回の記事もお読みいただきありがとうございました!

2020年9月11日・鉄道博物館訪問録-新館エリア編

 みなさん、いかがお過ごしでしょうか。すっかり秋の季節になってしまいましたね。つい一週間前まで扱った記憶がありますが、その猛暑もどこへやらです。

 さてこの度の9月11日に、埼玉県大宮市にある鉄道博物館に行ってきました。小学生の頃は何度か尋ねていきましたが、それ以降10年近く訪ねていない施設でした。加えて2018年にリニューアルをして初めての訪問。私としても初めてのことばかりのてっぱくとなりました。

 それでは今回は新館である「南館」を中心に車両や展示物を見ていきます。

デカデカと鎮座するE1系

 鉄道博物館は2018年にリニューアルを受け、南館の新設などの拡張工事を請けました。それに合わせて展示車両の追加搬入も行われ、新規の車両が新しく展示・保存されるようになったのです。

 新館である南館は、本館の車両ブースを抜けて、一度屋外に出た先にあります。その道中で、なんだか懐かしい新幹線車両が私を出迎えてくれました。

 それが、東北・上越新幹線で活躍していたE1系の先頭車両です。

 新幹線の歴史の中で初めてオール2階建てを実現した特徴のある車両。新幹線の中でも破格の大きさを誇ります。その収容力から通勤通学輸送に絶大な効果を誇り、東日本新幹線の高密度輸送を支えました。

 ですが、あまり使い心地のいい車両ではなく、6編成という少数で生産が終了。2階建ての役割は後継のE4系に譲り渡すことになりました。2012年に引退し、2018年に鉄道博物館に搬入されました。

 そんなE1系ですが、こうしてみるとまあデカイ。新幹線の建築限界ギリギリで作られたダブルデッカーは壮観そのものです。

 加えて現役時代は車輪と同じ高さで車両を見たことがなかったので、こうして低い視線からE1系を眺めるというのも中々新鮮あnものです。

 現役中は中々不遇な車両でしたが、今こうして安住の地を見つけられて良かったものです。末永く愛されてほしいです。

 なお、E1系の展示スペースの横には現役車両が自力入線して、展示されるスペースがあるのですが、今回は「軌陸車」と呼ばれる軌道と道路の両方を走ることが出来る特殊なトラックが展示されていました。てっぱくマークが付いている、ということは鉄道博物館の所属の軌陸車なのでしょうか。

 展示されている状態ではトラックモードでしたが、それでもしっかりと車輪が観察できました。道路と軌道を走れる変わり種だからこその機構ですね。

 この時だからこそ見れる車両で嬉しかったです。

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400系とE5系が並ぶ南館

 さて、E1系と軌陸車を見た後は南館に入ります。私にとっては初体験の南館、どんな展示が待っているのでしょうか。

 南館に入って目に飛び込んでくるのが400系とE5系のコンビ。

 400系は山形新幹線の初代車両。200系をそのまま小さい車体にした車両で、ミニ新幹線の元祖となりました。

 で、この400系、引退した新幹線の中で唯一乗車したことのない形式。なので車内に是非とも入りたいと思っていました。しかし、

 新型コロナの影響で車内に立ち入ることが出来ず…。これはショックだったなぁ…。

 400系だけでなく、他の展示車両も軒並みこの状態になっていました。しょうがないこととはいえ、乗り込めなかったのは少し悲しいものがありました。乗車体験は感染拡大が収まってからにしましょう。

 400系の隣に腰を下ろすのがE5系の先頭車。こうして目線を低くして眺めるととても複雑な先頭形状であることが分かります。

 といってもこのE5系は、博物館のリニューアルに合わせて作られた実物大モックアップ。つまり模型です。走行機器はなく、一度も走行することなく鉄道博物館で展示されることになりました。

 ですが、その車体は本物と一緒。グランクラスまで全く同じ仕様で作られています。実際にグランクラス体験イベントまで行われたとか。

 この新館のためにわざわざ新造した…、JR東日本にとって、E5系がそれほど重要で大切な立ち位置にいる形式であることが良く分かります。

 ちなみに、先述したとおり走行機器類はないので、床下は空っぽ。これはこれで中々新鮮なものです。

 しかし、E5系の車体を支える台車はかなり使い古されているように見えます。Twitterからの情報によると元は廃車されたE2系の台車なのだとのこと。

 てっぱくでのE2系の展示はしばらくの間ないようですが、意外な形でE2系が生きているのですね。

 ちなみに、2階から400系とE5系の姿を眺めることが出来るのですが、ミニ新幹線たる400系とフル規格新幹線たるE5系では大きさがかなり異なることが良く分かります。

 長さ(400系=20m、E5系=25m)だけでなく、幅も400系の方が小さいので、かなり小ぶりに見えるんですね。こうしてフルとミニの大きさの違いを目で見て確かめられるというのも特徴的な展示方法だと思います。

 ちなみにE5系の横には209系のカットモデルが。確かリニューアル前は北館一階にあったはず。感染症拡大に伴いイベントは中止されていましたが、車掌体験ができるみたいです。

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充実のラーニングスペース

 このほかにもラーニングゾーンには鉄道に関するシステムの解説・展示が多数設置されていました。踏切などは警報装置を自由に押すことが出来ます。

 見た雰囲気だと、昔の北館にあったラーニングスペースの展示をそっくりそのままこちらの移動させたように思えました。

 その中で個人的に一番興奮したのがこれ、ベッド。というのも私、アルバイトで駅員をしていた経験があり、駅の裏側に入ったことのある人間なんです。その中には仮眠用のベッドもあるわけで。私は利用したことはありませんが、こんなマニアックなところまで再現されているのか!と驚いたものです。

 2階の設備がこちら、未来の鉄道技術について学ぶことが出来るスペースです。2階廊下と一緒に合わせて設置されています。

 しかし、こう言ってはなんですが、新館の中でも少し寂しいエリアのように感じてしまいました。

 というのも、展示ケースがサイバーチックな形をしているだけで、そこまで展示内容が未来的かと言われると、そうでもないような…。鉄道業界に取り入れられていないだけで、基本的にどこかで見たような技術が並びます。実際あまり人もいませんでした。

 このブースでは、自分のアバターを作って遊べるのですが、これも任天堂のMiiそのもの。多分任天堂が協力したのでしょうが、これも意味があるのか…。

 一方の3階の歴史展示エリアは、かなり見どころが満載で、鉄道史について非常に良くまとめられており、見ていて飽きない展示が続きました。やはり実物を見るのが一番です。

 歴史資料室には恐らく本館だけでは展示しきれなかった貴重な資料が所狭しと並び、旧国鉄の銘板や速度記録達成の記念プレートなどを眺めることが出来ました。ひかりプラザでも見たこのプレートがここでも見られるとは。

 中にはオリエントエクスプレスの列車銘板という変わり種も。予想以上のボリュームと質だっただけに、とても楽しめたエリアでした。

 他にも、新館よりさらに奥に行くと軽い公園のような施設が。普段はミニ列車が公園を周回しているようですが、今回はコロナでお休みでした。

 その奥では成田エクスプレスのE259系が試運転中。こうして試運転をしている姿を横で見られるのも鉄道博物館の面白いところです。

 以上、鉄道博物館探訪録・前編でした!リニューアルによる新規展示が目に新しく、大人の私でも非常に楽しめる内容でした。今度はコロナが収まってから、のんびりその車内について覗いてみたいですね。シミュレーターなどもやってみたいです。

 そして、リニューアルに伴い新しくなったのは南館のエリアだけではありません。既存施設の本館、そして北館も立派に新しくなっていました。次回は本館と北館について取り上げます。

 それでは今回もお読みいただきありがとうございました!

2020年9月9日・ザ・ヒロサワ・シティ探訪録

 皆さん、9月の日々をいかがお過ごしでしょうか、石川定治です。

 だいぶ涼しくなったように感じますが、その代わりに気温の変化も激しくなってきました。予想以上に冷える日が続きます。皆様もどうかお体にご自愛ください。

 さて、今回は用事で付近まで来ていたこともあり、茨城県のある変わった施設に行くことが出来ました。

 それが「ザ・ヒロサワ・シティ」。複合型のテーマパークで、ゴルフ場を中心にモーター系のオフロードコース、その他美術館などがところ狭しと並んでいます。

 その中には“レールパーク”と呼ばれるエリアがあり、歴史的に見ても価値のある鉄道車両が展示されているエリアがあります。今回はそのザ・ヒロサワ・シティのレールパークに来てみたお話です。

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E2系が鎮座する車両展示場

 ヒロサワシティは茨城県筑西市にある施設。特にバスなどはないので自家用車で施設に向かいます。ほんとに山の中。

 写真の中央案内所から入ってしばらく歩くと目的のものが見えてきます。

 はい!こちらがE2系やD51を始めとする展示車両達です!青空の下、誇らしげに鎮座しています。

 このヒロサワシティのレールパークには上の写真の3両をはじめ、計11両の車両が保存・展示されており、一般人でも無料で公開されているのです。乗り物好きには結構有名な施設なのだとか。
 各方面から車両を購入もしくは譲り受け、このように据え置いているのだそうです。

 それでは各車両の展示内容についてみていきましょう。

 まず何よりも目立つ存在がこのE2系新幹線。レールパークの中でもとりわけ大きい車体を持っているだけに、抜群の存在感を誇ります。

 このE2系は元は「J14編成」と呼ばれる編成の10号車だったもの。本来であれば廃車で解体されるところをヒロサワシティが購入。茨城の地で余生を過ごすことになりました。このレールパークでは一番新しく展示された車両でもあります。

 屋外展示でありながら、かなり状態が良く、きれいに保たれていることが分かります。しっかりと保存されているのが良く分かります。

 しかし、E2系は私にとってはまだまだ現役(実際に後期型は現在も元気に走ってる)だけに、こうして展示されてるのは変な気持ちですね。時代の流れというものでしょうか?

 E2系の隣に腰を据えているのはD51蒸気機関車。蒸気機関車の王様です。

 車番を見てみると、このD51は1116号機であることが分かります。1000番台を超えているということは、D51の生産が終了するかしないかの時期でしょう。

 この1116号機は東北や北海道の地で活躍したのち、千葉県の個人宅に引き取られ、最終的に2018年にヒロサワ・シティにやってきました。

 間近でD51の姿を堪能しましたが、やはり美しい機関車ですね。E2系に負けない存在感を発揮しています。

 E2系、D51と共にレールパークの象徴となっているのがEF81号機。かつての名ブルートレイン「北斗星」のヘッドマークを誇らしげに掲げています。

 このEF81 138号機は主に「あけぼの」という往年のブルートレインを牽引していた由緒ある機関車。東京ー青森間を結んでいました。

 また現在展示されているように、北斗星としての運用にも臨時で入った実績があるんだとか。

知られざる名車たち

 このメインの3両の後ろにも日本の鉄道の歴史を彩る数々の名車が飾られています。

 こちらの橙色の車両はキハ101という車両。車両のドアが外側に飛び出している独特の風貌が特徴的です。

 その後ろにはクリーム色と藍色のツートンカラーが特徴的なキハ102が展示されています。車体構造としてはキハ101と同じらしく、こちらも車体外側にドアが飛び出しているのが印象的です。

 このキハ101、キハ102は元々は「キハ30」という気動車で国鉄が使用していたもの。民営化後にJR九州の所属となり、関東鉄道という茨城県の鉄道会社に中古として買い取られることに、そこでキハ101、102と名前を変えて活躍を続けていました。

 最近でも塗装の塗りなおしがされており、かなり良い状態で保存されています。

 しかし、どうにも車内に何らかの資材が置かれているのが気になる…。確かに倉庫としては便利な空間だと思いますが…。

 キハ102の後ろには、流線形が特徴的な特急風の気動車が飾られています。もともとは大洗駅を中心に路線網を持つ「鹿島臨海鉄道」という茨城県の鉄道会社が所有していた快速用ディーゼルカー。7000形というらしいです。

 主に観光客向けの快速列車して充当され、リクライニングシートの他、テレビやトイレまで設置されたかなりの当時の鹿島臨海鉄道にしてはハイグレードな車両だったとか。実は東海村原発の建設の見返りとして作られたという、少し闇な側面もあるそうな。

 中々知られていない列車なので、とても興味深い存在です。棚ぼた的に作られたとはいえ、地方鉄道がかなり期待をかけて作った、ということが良く分かります。

 しかし、なんで中にゲームのアーケードが置かれているのでしょうか?キハ101や102といい、どうにも倉庫感があふれ出てるなぁ…。

 少し場所を移動してEF81の後ろを覗いてみると、ブルートレインの客車が勢ぞろい。EF81が掲げているヘッドマークと同じ「北斗星」に使われていた車両です。
 しかもそれが4両もどうやって。すごい収集力です。

 私も乗ったことがあるブルートレインなので、見ていて懐かしくなりました。食堂車やロビー、B寝台が懐かしい!個室は乗ったことないなぁ。

 こちらは特に物置として使われることなく、きれいな状態で車内が残されていました。いやー、車内も公開されないかなこれ。かなり貴重な資料だと思いますよ。

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組立が続くYS 11

 このヒロサワ・シティにはもう一つ目玉となる展示物が存在しています。

 それが日本初の純国産旅客機「YS 11」です。もともとは運輸省(現国土交通省)が購入した栄えある量産第一号機で、引退後は動態保存機として羽田空港に保管されていました。やろうと思えばいつでも飛行できたそうです。

 ただ、年間900万円という維持費は馬鹿にならなかったのか、管理していた国立科学博物館は動態保存を断念。以降は飛べないものの、公開展示物としてこのヒロサワ・シティに腰を落ち着かせることに。

 私が訪問した当時はまだ組み立て中で、このようにエンジンはむき出し、水平尾翼や尾翼がない状態でした。

 それでも本物の航空機が鎮座している図はかなり壮観なもので、タイヤを通して宙に浮かんでいるだけに、鉄道車両とはまた異なる迫力があります。

 この記事を書いている段階では水平尾翼まで設置された状態とのこと。あとは水平尾翼を取り付けて完成とのこと。

 もし完成したら是非ともその雄姿を見てみたいものです。

クラシックカー・美術館もある

 そんな楽しいとこ満載のヒロサワ・シティですが、他にもクラシックカーの展示の他、敷地内には美術館まであります。

 なんでも今年(2020年)に出来たばかりの新館はあの隈研吾氏による設計。私が訪問した当時は隈研吾氏に関する個展が行われていました。新館は主に期間展を行うようです。

 作り込まれた日本庭園も魅力。

 一方の常設展は「芸術の森 分館」と呼ばれる施設が担当。こちらでは地元の方の作品や、茨城の有名芸術家の作品が数多く展示されています。

 以上、「ザ・ヒロサワ・シティ」の訪問録でした。かなり広大な施設で本当に荷所たっぷりでしたが、この記事で取り上げた施設はなんと全て入場無料(ちなみに収益は主に隣接するゴルフ場などから取っているみたいです)。

 人里から離れた場所にあるためどうしても自家用車もしくはタクシーで行く必要がありますが、それでも十分行く価値はあると思います。

 何よりも都市圏の鉄道博物館では見られないマニアックだけど貴重な車両達。そしてYS-11。茨城県筑西市やその付近にお越しの際は是非とも立ち寄ってみてください!

 それでは今回も記事をお読みいただきありがとうございました!

あらい内科・脳神経クリニックのあらゐけいいち先生のイラストを見に行った話 (2020年8月16日)

 8月もおしまいですね。皆様同お過ごしでしょうか。

 年を追うごとにとにかく暑くなってくる日本列島。これからも変わらず熱中症に気を付けて生活していきたいですね。

 さてさて今回はあらゐ先生がマスコットキャラクターを執筆された、あらい内科・脳神経クリニックにまでイラストを見に行ってきたお話です。

炎天下の呑川下り

 今回訪ねたのは、東京都大田区の東糀谷にあるあらい内科・脳神経クリニック。

 このクリニックのお医者さんがたまたまあらゐ先生と同姓だったためか、今回のコラボが実現したそうです。親戚の方ではないそうです。

 この日はたまたま蒲田まで自転車で来ていたので、呑川を下って東糀谷まで出向きます。暑い。

 この炎天下の中マスクをして自転車を漕ぐというのは、中々に体力を消耗するもので、直射日光も容赦なく照り付けてきます。正直、車で来れば良かったと後悔…。

 ちなみに呑川は大田区を代表する二級河川で、水質は良くないものの両岸には道路や緑道が整備されています。シン・ゴジラでゴジラ第一形態が上陸の際に遡ったことでも有名になりました。

 そして、呑川を下り続けて大きな道路・国道131号が見えれば目的地はすぐそこ。地図的には羽田空港にも近く、海岸にもすぐアクセスできる立地でした。

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あらゐワールド全開の謎の長耳白動物

 そうして蒲田から自転車で呑川を下り、さらに国道131号に入って見えてきたのがこのクリニック。「あらい内科・脳神経クリニック」です。

 調べて見ると2020年の5月1日に開業したばかりの新しい開業医クリニックだそうで、専門は脳神経とのこと。このほかに内科全般についての診療も請け負っているそうです。

 クリニックの看板は愛らしく丸っこいフォントで、とても医療機関のものとは思えない可愛さ。あらゐ先生の直筆でしょうか?それともこのようなフォントがあるのでしょうか?

 入口のドアにも同じく可愛らしい案内表記が。何かの子供向け施設と間違えてしまいそう(笑)

 そして、一番の目的は何よりもこれ!あらゐ先生直筆のマスコットキャラクターです!

 医者をイメージしたスーツ姿だと思いますが、ウサギのようなイヌのような不思議な造形のキャラクターです。もうこれだけであらゐワールド全開です。

 そして腕にはあらゐ作品常連のMOGURAが!これは一体何のメッセージ性を持ってるんだ…(震)

 クリニックの外に掲示してある案内板にもマスコットキャラクターが。この日は日曜日で休診でした。まあ、病気でもないのにクリニックの中に入るのはねぇ…(;^ω^)

 しかし、こうあらゐ先生が制作されたキャラクターを自由に使えるのって羨ましいです。同姓とはいえ親戚ではないあらゐ先生とあらい医師。一体どんな縁があってこのコラボが実現したんですか?

 以上「あらい内科・脳神経クリニックのあらゐけいいち先生のイラストを見に行った話」でした!

 実のところ内容はこれだけなのですが、あらゐけいいち先生のファンとしては非常に見ごたえのあったスポットでした。

 Twitterには同じ日にクリニックの見学に来ている日常クラスタの方もいらっしゃり、その界隈の人からはかなり注目度が高いことが窺えます。それだけに今回、このマスコットを一目見ることが出来て良かったです。

 皆様も東糀谷の近くにお越しの際は是非とも見に行ってくださいね!

2020年8月15日・ひかりプラザ951形見学録-後編

 前回の記事にて、国分寺市のひかりプラザにて保管されている951形新幹線試験車の外観の様子を書かせていただきました。

 この951形は0系と少し異なる車両で、高速試験を行うために生まれたもの。0系以降の新型新幹線を作るために生まれました。

 現在はこうして市民館のそばで保存されているわけですが、実は車内も公開されており、無料で誰でも入ることが出来ます。

 今回はそんな貴重な新幹線の内部についてのレポートです。

前編はこちら

http://sadahal-lidenskap.com/2020/08/26/2020-08-25/

大興奮の運転室

 という訳で車内に入るのですが、なんにせよコロナの影響で入場制限がかかっていました。屋外は灼熱のお盆真っ盛りなんですがそれは…。

 もちろん36℃の猛暑の中、わざわざ歩いてひかりプラザまで来た人は私しかおらず、完全な貸し切り状態。入場制限もへったくれもありませんでした。猛暑の功名ですかねぇ…。

 車内には乗客用のドアを開けて入ります。特に電気も通っていないので手動です。電車のドアを手で開けるなんて、中々珍しい体験ではないでしょうか?

 デッキに入るとすぐに運転室がお出迎え。この運転室も誰でも入れるようになっています。とんでもない大サービスですね。

 もちろん運転席にも誰でも座れます。これと前の写真を見ていただければ分かると思うのですが、かなり高い位置に運転台があるのですね。実際に階段を上って運転席まで上がります。

 そして運転席から見える景色なのですが、視界がかなり狭い!951形の鼻が長いのと、運転席がかなり高い位置にあるだけに地面もほとんど見えず、中々運転し辛そうな構造になっています。

 0系よりも鼻が大きくせり出している951形の特徴がここでも良く分かります。

 そして、子供達憧れの運転台です。このマスコンとブレーキもいじりたい放題です。こんなの絶対子供たち興奮するでしょ。

 また運転台もボタンばかりでアナログを感じますね。現在のディスプレイ運転台とは大違いです。

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涎ものの資料室

 それでは運転室も見たので資料室の方に参りましょう。資料室は951形の客室部分を改装して作られています。座席類は一部を除き撤去。その代わりにビデオ台や資料の陳列棚やジオラマが置かれ、951形を始めとする新幹線の歴史的な資料を展示sて言います。

 そんな951形資料室で最も大切な展示品はこちら。1972年に達成した世界最高速度達成の記念プレートです。

 前編でもお話しましたが、951形は当時世界最高速の286km/hを記録した栄誉ある車両。新幹線試験車の中では思ったような活躍が出来なかった不遇の車両でもありましたが、こうしてしっかりと栄えある記録を残しているのです。

 そして隣には7年後に951形の後継機“961形”が当時の世界最高速である319km/hを記録したときの記念プレートがあります。961形は東北新幹線向けに作られた高速試験車で、951形の試験を元に設計されたもの。現在の東日本新幹線の基礎となった車両です。

 この951形の車内には先輩と後輩が作り出した輝かしい功績がこうしてプレートとして展示されているのです。

 他にも資料館内には新幹線開発時に検討されたであろう模型類も数多く展示されています。風洞実験などに使われたのでしょうか?下の写真の新幹線のデザインは初めて見た気がします。このような形の新幹線が走っていた世界線もあったのでしょうか。

 座席も一部残されていました。このような配色の椅子は初めて見ました。見た目的に新規の機構の座席を試していたのでしょう。座ってみましたが、結構座り心地が良かったです。

 座席の後ろにはジオラマがありました。現在はコロナの影響で動作がストップしていますが、通常時ならボタンでジオラマの模型車両が走る仕組みになっているみたいです。

 子供にとっては嬉しい展示ですね。

 他には雑誌類などが集められており、棚に並べられていました。ですが、これもコロナ云々で触れず…。どんな資料が置いてあったのですかね。読んでみたかったです。

 ちなみに中間車側のデッキにも入ることが出来ます。ここから外に出ることも可能。

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もう一つの資料室

 ここまで951形の車内を見てきましたが、実は資料室になっているのは951形の車内だけではありません。

 ひかりプラザの本館にも951形や新幹線に関する資料室が設けられており、こちらも無料で見学できます。

 こちらでも、試験の過程で作られた模型や新交通システムの概要などが紹介されています。大規模な博物館にはない独特の展示内容なので、これまた見ていて不思議な気分になります。

 以上、951形の車内見学録でした。新幹線の試験車であり、かなり貴重な車両でありながら、内部を無料で見学出来てしかも、運転台に入れるというかなり楽しい内容の保存車両になっていました。

 加えて屋外展示でありながらも外観の保存状態がかなり良く、市民の皆さんから非常に愛されてきたのも良く分かります。さび付いていたらがっかりですからね。こうしてきれいな状態でご対面できるのも嬉しいものです。

 ですが、保存費の捻出も並大抵のものではなく、2020年8月~12月にかけて修繕費を募るクラファンをしているそうです。ご興味のある方は是非とも調べて見てください。

 それでは今回もお読みいただきありがとうございました!皆さんも国分寺に来たら是非とも951形に会いに行ってくださいね!

2020年8月15日・ひかりプラザ951形見学録-前編

 皆さんこんにちは。今回は8月15日の暑すぎる中、東京都国分寺市にある新幹線保存車「951形」の見学に行ったレポートです。こちらの前編では主に車体外側の構造を見ていきます。

後編はこちら

http://sadahal-lidenskap.com/2020/08/29/2020-08-29/

36.1°Cでのお散歩

 今回のテーマとなる新幹線保存車両は国分寺市にあります。しかし、立地自体は国立市との境界線に近く、国分寺駅よりも国立駅の方が近くなっています。

 というわけで、国立駅から5分ほど歩くのですが…、まあ暑いんですわこれが。

 当日の東京の気温は36.1°C。熱中症になってもおかしくはありません。水に帽子、日焼け止めをしっかり塗って出発しました。

 数分歩いて見えてきた、目的の建物「ひかりプラザ」。この建物の敷地内に新幹線「951形」が保存されています。

 建物の裏に回り込むと…

 はい、見えました!新幹線「951形」です!

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幻の新幹線951形

 新幹線の車両の保存車両は日本各地に数多くあります。そして、東京都国分寺市にて保存されている新幹線車両もそのうちの一つです。

 ぱっと見0系に見えますが、少し異なるグループの車両で“951形”と呼ばれる特別仕様の新幹線。

 0系の次世代車両を作るために生まれた高速試験用の試作車両であり、1972年に当時世界最高速の時速286キロメートルを記録しています。

 車体も通常の0系と異なるほか、鼻の長さも2mほど長くなっています。当時の先端技術を詰め込んだ、最新鋭の新幹線だったのです。

 1980年の廃車時に鉄道総研の施設が国分寺市にあった関係で、同市に車両が寄贈。現在では資料館として市民に無料公開されています。

 ちなみに鉄道総研はひかりプラザの目の前に立地しています。

独特の造形美

 それでは、951形を外から眺めてみましょう。

 こちらは真正面からとった写真。951形は通常の0系よりも2m鼻が長いので、正面から見ると運転席が見えずに鼻がドカンと突き出した構図になります。随分とシュールです。

 また0系には取り付けられている排雪器もないので、全体的にのっぺりとした印象を受けます。

 先頭部の側面には謎の板状のものが。これは一体なんでしょうか?何らかの測定機器でも取り付けていた跡でしょうか?

 また建物を道路側から眺めると951形の全体像を眺めることが出来ます。こうしてみると長いお鼻をしているのがとても良く分かりますね。

 また、鼻がせり出している分視界が狭くなるので、運転席もせり出す形に。現在のN700系やE5系などのように、鼻と運転席が一体化していないため、運転席の位置が高くなり、結果、視界の確保のため運転席もせり出す形になっているのですね。
 その分のスペースが余っているため、そこに青い特徴的な塗装を施しています。これも951形の大きな特徴の一つ。

 また、0系には多く設置されていた屋根上の通気口も数が少なくなっています。騒音対策のためだと思われます。
 このせいか951形は全体的にすっきりとした印象を持っており、同年代の新幹線車両としては、とても滑らかな造形をしているように感じます。

 パンタグラフ。このタイプは通常の0系とは異なるものなのでしょうか?

 車体側面、951形は元が0系なだけに、側面の印象も0系とほぼ変わりません。鉄道関連の博物館で見る光景とあまり変わらないように思われます。

 号車番号や行先案内板は車両から飛び出しているいわゆる“サボ式”。行先を変更する度に行先案内板を入れ替えます。初期タイプの0系に多く見られた様式です。

 窓は大窓。こちらも初期0系タイプのものです。最新の新幹線の開発のための車両ながら、当時の0系の特色を色濃く残しています。

 以上、951形の外観のレポートでした。951形はその大まかな造形は0系と似ていながらも、細かいところが異なり、当時としては異色の存在であったことが窺えます。

 一方で当時の0系の色もしっかりと残しており、当時の国鉄がまだまだ0系の呪縛から脱することが出来なかったことも同時にうかがえる車両でした。実際に後に出てくる2つの試験車も0系が大元になっていますからね。

 しかし、この951形での試験が上手くいった場合の東海道・山陽新幹線の景色も見てみたいものですね。当時の0系よりも鼻の長い、少し不思議な車両が走っていたのかもしれません。

 次回は951形の車内に入ります。当時は試験室として、現在は資料館として使われているその車内。それはまさにタイムカプセルともいうべき空間でした。

 それでは次の記事でお会いしましょう。

続きはこちら

http://sadahal-lidenskap.com/2020/08/29/2020-08-29/

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ドクターイエローの歴史・第一世代編 ~921形・922形0番台・941形~【ゆっくり解説】の画像出典

私のYouTubeチャンネルにて公開している以下の動画の画像の出典です。

動画

画像出典

・新幹線発祥の地・鴨宮記念碑
© Dr.yellow / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

・新幹線1000形A・B編成写真
日本国有鉄道広報写真

・東海道新幹線路線図
© RailRider / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・鴨宮モデル線路線図
© Hisagi / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・全国新幹線路線図
© Hisagi / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

・911形ディーゼル機関車
©パブリックドメイン

・スハフ32
© Rsa / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・マヤ34
© スイッチバック / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・小山駅
©パブリックドメイン

・961形
© Rsa / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・0系
©パブリックドメイン

・1980年の鳥飼車両基地
© Higasikouri2002 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・T2編成・岐阜羽島駅
© DAJF / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・T2編成・大井車両基地
©パブリックドメイン

・T3編成・リニア鉄道館
© Morio / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

・T3編成・博多総合車両所
© Taisyo / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・S1編成・仙台運転所
© Taisyo / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・S2編成・高崎駅
© DAJF / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

・冒頭の923形の動画
投稿者・石川定治本人が東京駅にて撮影

・921形イラスト
2作品とも投稿者・石川定治本人が作成

・1000形A・B編成、922形0番台、941形イラスト
以下の画像をトレースしたものをベースに投稿者・石川定治本人が作成

1、1000形B編成・921形0番台
© DAJF / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

2、1000形B編成・941形
© spaceaero2 / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 & GFDL

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2020年7月4日・ドクターイエロー見物録

 前回の記事にて、7月4日に東海道・山陽新幹線の新型車両“N700S”に乗車した話をしました。本来であればそこで旅の目的は終了したはずだったのですが、東京駅を降りて列車案内板を確認したところ、「回送983」という非常に気になる表記が…。

 今回はそんな幸運の新幹線「回送983」に遭遇したお話です。

特別な番号「983」

 すでに記事タイトルでお分かりだとおもうのですが「回送983」とは「ドクターイエロー」のことです。

 新幹線の列車にはどの列車にも必ず番号が割り振られます。例えば直前に乗った「のぞみ290号」など。

 その中でも「9××」と示される900番台は、かなり特殊な運用をされる列車に割り振られる運用番号であり、ドクターイエローをはじめ、特殊回送などかなり貴重な運用がなされるマジックナンバーなのです。

 今回は本当にたまたまそのマジックナンバーの一つ「983」に遭遇。まだ時間が空いていたので、東京駅でその特殊車両を待ってみることに。急いでご飯を食べホームに再び上がりました。

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幸せの新幹線・ドクターイエロー

 すると、直前まで停車していたこだま号が発車。その直後、あの黄色い新幹線がやってきました。

 新幹線のアイドル、ドクターイエローです。本当にすごい人!どこから情報を見つけてきたの?

 そしてドクターイエローは東京駅ホームの奥側に停車。これから2日間に渡る検査に向けて走り出す準備をします。

 しかし、やたら車体がきれい。直前に洗車でもしたのでしょうか?

 短い停車時間に撮れるだけ写真を撮っておきます。こちらはドクターイエローの窓から見えた階段状の設備。パンタグラフの監視室への階段ですね。

 また、今回やってきた車両は「T4編成」と呼ばれる車両。JR東海のドクターイエローですね。

 実はドクターイエローは全く同じ仕様の車両が2編成存在し、今回入線してきたT4編成とJR西日本籍の「T5編成」があります。お互いに交代しながら線路の検査を担当しています。

 それにしても、T4編成はTwitterで公開している漫画の主人公なだけに、今回このような形で出会えたのは嬉しかったです。

 撮影しているうちにお隣のホームにN700系が入線。考えてみれば700系東海道引退後に初めてドクターイエローを見ました。ものすごく当たり前のように700系顔の新幹線を撮影していましたが、こうして東京駅に700系の形をした新幹線が来るのは10日に一度しかないレアイベントになってしまったのですね。

 自分たちよりずっと足の速い後輩たちに交じって新幹線の安全を守り続けるドクターイエロー。そう思うとなおさらその偉大さを感じます。

 夢中で撮影しているうちに、あっという間に発車時刻となってしまいました。ギラリとライトを光らせ、博多に向けて出発していきました。

 短い時間でしたが、本当に幸運で貴重な体験になりました。

 以上、ドクターイエロー見物録でした。700系無き今、ドクターイエローも後何回見れるか分からない車両。できる限りの記録をしておきたいですね。

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2020年7月4日・N700S乗車録

 2020年7月1日、ついに東海道・山陽新幹線に新型車両N700Sが登場しました。N700系の名を継ぎながらも、13年ぶりのフルモデルチェンジ車として登場したN700S。

 この7月4日、デビューしたてほやほやの新形式に乗ってきました!

一駅乗車だけで分かる恐ろしく快適な車内

 今回のN700Sの乗り鉄の旅は品川→東京の一区間。今回はあくまでも記念乗車として位置づけ、思い出としてN700Sに乗る、ということを目的としました。

 品川駅の駅構内にはこんなポスターが。新型コロナウイルスの流行により、東海道新幹線も大打撃を受ける中、N700Sに希望を見出さんとするJR東海の心意気が感じられます。

 発車時刻も近いので駅ホームに移動しましょう。目的の列車はまだ先でしたが、その直前に来た列車がまた特徴的な車両でした。

 それがN700系X1編成。今回乗車するN700Sとは異なりましたが、このN700系X1編成は、N700系の量産トップナンバーとして誕生した車両。正確な意味でのN700系第一号とは異なりますが、N700系の廃車が始まりつつある中、このような旧型車両のトップナンバーを見ることが出来たのは幸運でした。

 じつはこの後もっとすごい幸運が来ますが、それはまた別の話。

 そうしてX1編成を見送ったのち、ついに目的の車両がやってきました。

 N700S・のぞみ290号東京行きです。

 品川駅は途中駅であるので、のぞみ号はすぐに出発してしまいます。写真撮影は東京駅でゆっくりするとして、ひとまず車内に入ります。

 入ってみるとガラッガラの車内。乗車している方の人数を数えてみましたが、なんと私含めて3人。たまたま大阪や名古屋方面から東京へ向かうときにN700Sに遭遇した、としか思えない乗客層でした。

 いくらコロナの不安があるとはいえ、外出自粛要請もなくなっており、ましてやデビュー最初の土曜日にこれは…、と思いました。

 しかし、乗客の少なさは車内で写真撮影ができる絶好のチャンス。短い時間で最新の車内設備を撮りました。

 上の写真はN700Sの座席。既存のN700系とあまり変わらないように見えますが、実際に座ってみると快適すぎる座り心地。これはかなりビビりました。

 背面のリクライニングを倒すと座面も一緒に動く仕組みになっているので、リクライニングだけで座るよりもずっと楽な姿勢をとれるみたいです。

 N700Sの設備において最もグレードアップされたのが「各座席ごとのコンセント」。これまでは壁際のみの設置だったのですから、ずいぶん便利になったものです。

 そしてこれまでのN700系とN700Sを大きく違うものにしている設備がこの車内液晶ディスプレイ。大きい画面になったのもそうですが、2段式で非常に見やすい構成になっているのが見て取れます。

 また、各座席に個別にフックが設けられているのも特徴的。N700系ではコンセントと同じく壁際にのみの配置でしたが、N700Sでは各席の乗客が別個に使うことが出来るようになっているのです。

 そんな最新設備に大興奮しながらも、今回はわずか一駅7分の乗車。すぐに東京駅に到着です。

 荷物棚のあたりがぼんやりと明るくなってきました。N700Sには停車駅が近づくと照明が自動で点灯する機能があります。これもまた新しい機能です。

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大人気!N700Sの撮影会!

 そうしてあっという間に東京駅に到着。乗ってきたN700Sは折り返し新大阪に向かうため、車内清掃と出発準備に入ります。

 こうして改めて眺めてみると、エッジの効いた顔がまた凛々しいです。まさに新しいN700系ですね。

 しかし、まぁ、N700Sを目的に撮り鉄に来た人が多いのなんの。この後にやってくる特別な新幹線のこともあり、親子連れも目立って多く、車内よりも駅のホームがずっと「密」な空間に…。なんだか、本末転倒だなぁ…。

 そうは言っても今回はN700Sを撮るためにわざわざ東京駅にまで来たのです。折り返しの出発までの間にN700Sを写真撮影。

 上の写真は1号車の乗務員扉付近であり、N700Sの塗装を印象付けてい3本の青いラインが集合する箇所でもあります。

 また乗務員扉の文字からこのN700Sが“J3編成”と呼ばれるものであり、N700Sの中では3番目に作られた車両ということになります。こういうところも鉄道ファンとしては気になるところです。

 N700Sのために新たに用意されたロゴもパシャリ。金色に塗られた「S」の文字はまさに「Supreme」の象徴そのもの。N700Sを開発したJR東海の理想が込められているデザインとも言えます。

 そうやって夢中で写真撮影しているうちにN700Sは出発準備を整えました。先ほどの1号車のランプが赤から白色に代わっています。

 こうしてN700Sは再び新大阪駅へと向かっていきました。

 以上N700Sの乗車録でした。N700Sは試験用も含めてまだ5編成の小所帯。130ものN700系が走る東海道新幹線ではレア度はまだまだ高いです。

 しかし、いずれN700Sも数を増やしN700系を置き換えていきます。これからはN700Sが当たり前の存在となり、いずれ日常にありふれた存在となっていくのです。

 その時はまた、一駅などと言わず、N700Sでゆっくり遠くまで行ってみたいですね。

 さて、目的のN700Sに乗車したため、本日の目的はこれでおしまいだったのですが、ふと乗降案内板を見たところ「回送983」という非常に気になる番号の列車が…。予定を変更して少し待ってみることに。一体何が来るのやら…

 次回は偶然に訪れた幸運の新幹線のお話です。

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池袋の電車のカットモデルのあるカフェに行った話

 どうも、石川定治です。今回は6月19日に所用で池袋に寄りました。そこで待ち合わせまでの時間が空いたことを利用して池袋にある「電車のあるカフェ」に行ってきました。

 それがこの池袋丸善内にあるMARUZEN cafe。このような店内には電車のカットモデルが置いてあります。噂には聞いてましたがものすごいインパクトですね…。

 もともとこのビルのオーナーが雑誌「鉄道ファン」の元編集長であった由縁で、丸善池袋店開業と同時に展示が実現しました。2017年より鉄道ファン向けの飲食店として親しまれています。

 まず店舗外側から左側に見えるのが西武2000系。黄色い車体が特徴的です。

 その右側には京急の車両が。京急800形と呼ばれた車両ですね。“ダルマ”の愛称で親しまれていました。黄色い西武の2000系と良いアクセントになっています。

 よく見ると運転台にダルマが!遊び心があっていいですね(笑)

 店内に入ってみましょう。中身は普通のカフェですね。西武と京急の車両運転台後部が見えます。そして、もう一台のカットモデルがお出迎え。

 東急7700系です。池上線や東急多摩川線で活躍していた車両ですね。私にとっても非常になじみ深い車両であり、古い知り合いに再開したような気分でした。

 西武と京急の車両については運転台後方部の構造を見学することが可能でした。プレートなどがそのまま残っているのも好印象です。

 以上、池袋の電車のカットモデルがあるカフェに行ったお話でした。

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