プラレールの走るカフェ「秋田きりたんぽ茶屋 阿佐ヶ谷」レポート

 皆様年末の折いかがお過ごしでしょうか、石川定治です。

 今回は東京の阿佐ヶ谷にあるプレレールが走るカフェ「秋田きりたんぽ茶屋 阿佐ヶ谷」にお邪魔した時のレポートです。

プラレールの走る秋田料理店

 私が確認出来た範囲でプラレールの走るカフェはこのお店を含めて日本に4店舗存在していますが、このきりたんぽ茶屋はこの記事を書いている2022年12月に開店1周年を迎えた新参店です。

 店名に「秋田」や「きりたんぽ」とある通り、秋田料理をメインに提供しているお店できりたんぽやホルモン鍋など、秋田の郷土料理やB級グルメを楽しむことが出来ます。

 また、店内にアクセントとしてプラレールが走っていることも特徴。それだけだと他の「プラレールの走るカフェ」と同じイメージを持たれるかもしれませんが、この「きりたんぽ茶屋」は他の3店舗とは全く違う個性を持っているのです。

大人の隠れ家のような外観

 「きりたんぽ茶屋」の所在地は中央線の高架脇の路地裏にあります。

 こちらがその外観。華やかなネオンライトで装飾されているものの、入り口自体は階段の幅分くらいしかありません。

 「プラレールの走るカフェ」は子供達の目を引くように「ドンッ!」と目立つ外観になることが多いのですが、このお店は対照的にこじんまりとしています。さぞかし「大人の隠れ家」といったところでしょうか。

 店舗は階段を上った2階にあります。階段を上るまでにアクセントとしてプラレールやロープウェイのおもちゃがあるのが楽しいところです。ちなみにロープウェイは動きます。

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モノレールの走る店内

 店内に入ってみましょう。コンパクトな居酒屋といった内装です。写真に写っているお客さんを見ていただければ分かりますが、仕事帰りに吞みに来たサラリーマンが多く、客層は一般的な居酒屋とあまり変わりません。

 ですが、天井を見上げてみるとプラレールの線路がぐるりと設置されているではありませんか。優しい色をした茶色と緑色の店内に青色のレールが良いアクセントを与えています。

 よく見るとレールは一般的な横ではなく縦に敷かれています。そう、これはモノレールタイプのプラレール。通常のレールを縦に繋ぐことで、懸垂式のモノレール車両を走らせるタイプの車両です。

 他のプラレールカフェであれば子供を喜ばせるために、大人の背丈ほどの巨大レイアウトが置かれているのが定石。しかし、このお店はモノレール一周だけというシンプルスタイル。この点でも「きりたんぽ茶屋」は他の「プラレールカフェ」と一線を画していることが分かります。

遊び心いっぱいの店内

 ここまではメインとなるモノレール型プラレールを見てきましたが、これ以外にも「きりたんぽ茶屋」には思わずまた行きたくなるギミックがあるのです。

 一部のテーブル席にはハンモックが用意されています。このハンモックに腰を掛ける形で食事が出来るのです。

 また店内の各所にはプラレールの車両が静置されており、店内を彩っています。

 お店の奥にはキッズスペースも用意されています。「プラレールの走るカフェ」だけにしっかりと子供のことも考えているのが高ポイントですね。

 個人的に面白いと思ったのがこの緑色に光っている上部の空間。置かれている物を見るとどうやら物置のようです。恐らく狭い店内を有効活用する術なのでしょうが、このように柔らかい緑の光で照らすことで、店内インテリアに仕上げるのは非常に面白いし工夫が凝っていると思いました。

絶品の秋田料理

 さて、店内を一通り見たところで肝心のお料理に入りましょう。

 実際に美味しいのかというと…マジで美味かったです。プラレールでお店の個性を出しているだけでなく、本当に料理で勝負していることが分かる味でした。

 私がこのお店にお邪魔したときは夏場で暑かったので、さっぱりと食べられる「稲庭うどん」を注文。秋田県湯沢市稲庭町発祥の秋田の名物料理だそう。

 こういう郷土料理って余り舌に合わないじゃ…と思いましたが、食べてみるとコシがあってすごく食べやすい。つゆもおいしくてあっさりと平らげてしまいました。

 次に秋田料理の代表格である「きりたんぽ」を注文。最もベーシックな味噌漬けを選びました。

 こちらもモチモチの触感に焼き味噌の香りが口に広がって大変美味しかったです。

 今回はこの2品でしたが、お店の方々が本当に秋田料理が好きでお店をされているんだなと思わせる料理でした。

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終わりに

 以上、プラレールの走るカフェ「きりたんぽ茶屋」のレポートでした。

 「プラレールの走るカフェ」といえば、大きなレイアウトが所せましと並び、そこをプラレールがガシャガシャ走るものと思っていましたが、このように普通の居酒屋のような店内にアクセントとしてプラレールを走らせる、こんなやり方があるのだと気づかされました。

 そしてなりより料理が美味しかった。秋田料理の魅力を知ることが出来ましたし、是非ともまた来ていろんな秋田料理を楽しみたいと思わせる料理でした。

 また、お店の人やお客さんもいい人たちばかりでした。まだ出来て日が浅いですが、これからいろんな人に愛されていくんだろう、そう思わせるお店でした。

 プラレール好きな人であればきっと好きになれるお店だと思います。是非訪ねてみてください!

秋田きりたんぽ茶屋 阿佐ヶ谷

〒166-0004 東京都杉並区阿佐ヶ谷南2-17-5 2階
TEL:03-5938-2762
店休日:不定休(リンク先要確認)
営業時間:11:30~23:00
URL:https://akita-chaya.storeinfo.jp/

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