CITYの販促ポスターが届いた話

 お次はぼちぼちCITYの合同誌企画でも立ち上げようかなと思っている石川定治です。とりあえずコミケの日程が都合が良さそうなので、応募に向けて準備しているところです。当選するといいな。

 さて、今回はある懸賞に応募したところ見事に当たったのでその景品の紹介です。ただの自慢話です。

CITY・日常コラボポスター
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 今回私が懸賞で当てたのはあらゐけいいち先生作CITYの第一巻発売にあたり作られた販促用のポスターです。CITY第一巻発売の時に一部店舗に貼られていたみたいです。

 で、このポスター何がすごいのかと言うとあらゐ先生の代表作である「日常」と最新作である「CITY」がクロスオーバーを果たしているとても珍しい一品なんです。

 というのも同じ作者と言えども日常は角川、CITYは講談社の出版物。作品どころか会社もコラボしているという凄まじさ。
 おそらくこれ以降日常とCITYが会社単位でコラボした作品はないでしょう。あらゐ先生がTwitterなどで出すプライベートなイラストの中にはコラボイラストもちらほら見かけるのですが、「作品を売る」ということではライバルである2社がタッグを組んだというのは奇跡ともいえるでしょう。
 それくらい日常の人気とCITYにかけられた期待は高かったのだと考えられます。

 なので、当選通知が来た時は嬉しかったですね。私のあらゐ先生への愛が認められたようで。

実は両面ポスター
 一見するとこのポスター南雲(CITYのキャラ)がこちらに背を向けて、ゆっこ(日常のキャラ)がこっちに向かっているように見えますが、実はからくりがありポスターを裏面にするともう一つのイラストが浮かび上がってきます。

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 そう、先ほどのイラストを反対方向から見た図が裏面に印刷されているんですね。これがこのポスターの一番の特徴。今回の販促にあたって用意されたキャッチコピー「あたらしゐけいいち」の文字も反転しています。

 いやー憎い。これじゃあ両面をいっぺんに見れないじゃないか!

 まあ、これがそのポスターのいいところなんですけどね。多分お店ではガラス戸にでも貼られていたに違いない。外からこのイラストを見て、店内で後ろ側も見る。粋な演出です。

 それで、私はこのポスターをもらってどうしたかと言うと、飾りました。額縁をわざわざ買って。
 シンプルに頑丈で軽い額縁を買いました。ポスターが額縁に負けるのも嫌ですし。というか初めてですよ、額縁なんて買ったの。変に高級感狙わなければ意外と安いですね…。2000円もしませんでした。

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 今は机の横に飾ってあり、椅子に座ればいつでも眺められるようになっています。普通にいいグッズです。

このイラストが象徴するもの
 私はすごいこのイラストが好きでそれでもちろん懸賞に応募したわけですが、実は苦手っていう方もいらっしゃるんですよね。
 というのも日常はなまじ人気作品だっただけにこのポスターのイラストが「日常の終焉」を表しているみたいで好きになれないのだそうです。そもそもCITYは日常が少年エース(角川)で連載終了したことを受けて後継作品としてモーニング(講談社)で連載が開始されたもの。日常が終わったからこそCITYという作品があるわけです。
 日常を熱狂的に愛されていた方には日常の連載終了は受け入れがたいものがあったのだと思います。

 ただ私は反対の「日常の継続」という意味でこのイラストの意味を捉えています。そもそもCITYが好きというのもあるのですが、それ以上にCITYが日常のマインドを引き継いでいくんだという意思がイラストからは感じられるんですよね。
 CITYでもファンサービスとして日常を思わせるような描写がありますし、そもそも日常好きであればCITYも同じように楽しめる作品であるからです。
 「作品としての『日常』は終わるがそのマインドは『CITY』という形になって続いていく」、これがこのポスターのイラストに込められた意味ではないかなと思います。

 というわけで、今回は懸賞でCITYの販促用ポスターが当たったという話でした。

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